名古屋コーチン

名古屋コーチン(なごやコーチン)とは、愛知県特産である鶏の肉用品種である。 後に「名古屋種」と改名されたが、現在も「名古屋コーチン」のままで流通している。

名古屋コーチンとは愛知県農業総合試験場で改良された品種で、愛知県畜産総合センター種鶏場から供給された種鶏から生産された鶏のことである。その飼育は愛知県周辺を中心に全国で飼育されるようになっている。卵をよく産み、肉もおいしいことから「卵肉兼用種」に分類されている。現代では高級食材となり値段が高い。

歴史
元・尾張藩藩士であった海部壮平・正秀兄弟の手によって、明治初期に、旧・東春日井郡池林村池之内(現在の愛知県小牧市池之内)で、誕生した。中国産の「バフコーチン」(九斤)という名前の鶏と、元々現在の名古屋市辺りで飼育されていた地鶏を交配させて作られた品種で、日本家禽協会によって、初の「国産実用鶏」として、1905年(明治38年)に認定された。

その後1919年(大正8年)に、褐色レグホーン等の洋鶏の遺伝子を導入して改良(育種)された品種が再固定されて、「名古屋種」と名付けられたが、現在も「名古屋コーチン」のままで流通している。

かつては非常に強い就巣性があり、巣篭もりすると採卵効率がかなり低下したが、最近は改良が進み就巣性はある程度弱くなった。今後は遺伝子マーカーによる選別法の確立により就巣性は効率的に除去される見通しである。

2007年9月29日の日本家禽学会において、DNA分析の結果、市販の名古屋コーチン生肉や加工品のうち、約2割が偽物であることが明らかになった[1]。これを受けて、一部の販売店では、店頭から名古屋コーチンを撤去するなど、名古屋コーチンブランドが低下した。

2009年5月には、名古屋コーチンブランドを守ることを目的とした名古屋コーチン協会が設立された。

性格や外貌
鶏冠は単冠、成羽は黄褐色で尾が黒い、青鉛色の脚が目立ち眼も青みを帯びている。
大型で繁殖鶏は2kg台後半に及び、丸みのあるどっしりとした体型を示す。
性格が穏やかで飼いやすい。人間によく馴れ、少数飼育では飼い主をよく覚える。
雄鶏は5Kg、雌鳥は4Kgに及ぶことがあり、その重量のため、あまり高く跳ぶことができない。
産業鶏にもかかわらず就巣性が残っており、雌が巣篭もりし雛を孵す事がある。


⇒名古屋コーチン


肉質
鶏肉用に飼育される名古屋コーチンは、通常メスで2.2〜2.4kg(140日〜170日飼育)、オスで2.4〜2.6kg(120〜130日飼育)で出荷となる。
名古屋コーチンの肉質は赤みを帯び、適度に香りの良い脂肪があり、弾力性・充実感がある。
「こく」のある味。


名古屋コーチンの卵は、白玉卵や赤玉卵とは違い、桜色をした卵殻となっている。
味は濃厚で卵黄の色は濃く、舌触りは滑らかで「こく」のある味。

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